Hidekazu_Sekiguchi / Kalos Gallery

 会期

 2014年11月1日(土)~11月16日(日)
 13:00~19:00、月曜日休み(11/3は除く)
 入場料 \300 (期間中何度でも入場出来るパスポート制)

 終了しました。

関口秀和写真展 「残響」

ちょっとしたきっかけが
自分自身に大きな問いかけを
与えてくることがあります。
大概は、考えすぎなのだろうと思い
答えも無いままそれを忘れてしまいます。

それでも時折、
いくつかの疑問が自分の中に
残り続けてしまうことがあります。
多くが直接的な何かで、自身を苦しめるものがそうなるのでしょう。

ある時は自分がそうでした。
消えない問いに急かされるように前へと進んではみるものの、
いつまでも、ついて来るかのようなそれに嫌気が差し、
どうにかしてこれと向き合ってみようと思ったのです。

その手段として選んだ方法が写真を撮ることでした。
写真を撮ることで自分自身と向き合えれば、
自ずと答えが出るのではないかと思ったからです。

ここに写るのは日常や思い出の場所、一瞬の風景。
それでも、はっきりと記憶には残っていない瞬間ばかりです。
もし、その記憶にも残らないような視線の中に
自分の求める答えがあるのだとしたら、
自分はもうその答えを見つけているのだと思います。

                            関口 秀和


カロス・ギャラリーは、宮城県仙台市在住の写真家 関口 秀和(せきぐち ひでかず)の初個展となる
「 残響 」を開催します。
写真についての客観性と主観性の関係は、かつてMOMAの写真部門初代ディレクターであったジョン・シャーカフスキーが提唱した「Mirrors and Windows(鏡と窓)」にも通じるものであり、作品としての写真を語る上では重要な要素の一つであると同時に、どのような形であれ、カメラに接し、撮影を続けている多くの写真家が突き当たる問題の一つでもあります。

写真を始めた多くの人は、カメラを所有し、撮る喜びを感じながら、浮かび上がるイメージに一喜一憂し、またカメラそのものの魅力に触れ、やがてさまざまな技術や知識を得るにしたがい、自分の思い通りの写真が撮れるようになってきます。しかしながら、果たしてそれらが作品としての価値を有するかは別の話です。それというのも、目の前の現実の一部を切り取る客観的な行為から生まれる写真とそれを撮るにいたる主観のバランスが、結果としてその人自身の所謂「らしさ」や芸術性を生み出すわけで、たとえ教科書通りに従ったものだとしても、そこに作品としての価値が現れてくるものではないからです。しかも、単に経験や知識に左右されるものでもなく、かといって自然発生的に生まれるものでもありません。また、何を持って自身の写真と言えるのか、或いは自分が生み出す作品としての写真とは何であるのかとの問いに対する答えも一様ではなく、人それぞれに違いがある為に、一層その作業は混迷を深めることになります。

関口もまた同じような道を辿ってきたひとりでした。どちらかというとカメラ自体に興味が注がれ、その知識や経験から、仲間等に撮影を依頼されることも多く、ある意味主観を取り除いた写真を撮る機会が多かったようです。そんな状況の中、2012年11月の「Photo Aid in Miyagi 2012」に参加したことが当ギャラリーでの展示の始まりとなります。ギャラリーでの展示、そして不慣れな自分自身のテーマによる発表は、展示作品を見るだけで非常に困難であったことが容易に想像出来ました。関口自身、決して満足いく発表ではなかったわけです。その後、2013年には3回の展示を行っています。まるで何かに突き動かされたかのように連続的に発表を行ってきたのですが、実際に発表することでしか得られない経験やその都度に自身の写真に向き合わざるを得ない状況は、その間の撮影スタイルや写真そのものに徐々に変化をもたらしてきました。

今回約1年の期間を経て、これまでのように企画もしくはグループ展のひとりとしての発表を選ばなかった理由はいくつかありますが、現在の自分の有り様や写真との関係性、ある意味その答えとしての作品を単独で発表し提示することが、一番正直で素直な形に他ならないと考えたからなのかもしれません。

果たしてこれらがいかなるモノであるかは、観る方々の判断に委ねるしかありませんが、作品それぞれは写真としての客観性を有しながら、その実深く関口自身が投影されていることに気づかれることでしょう。全編モノクロームで表現された空間で、そのひとつひとつを直に感じ取っていただけたなら幸いです。

多くの方々のご来廊を心より願っております。



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○作品仕様
プリント:アーカイバル・インクジェット・プリント
印画紙種類:ハーマン by ハーネミューレ グロスバライタ
印画紙サイズ:A3ノビ、A2、A1ノビ、B1
予定作品点数:26点

○プロフィール

関口 秀和 SEKIGUCHI Hidekazu

1988年生まれ。
宮城県仙台市在住。
10代の頃に始めたブログがきっかけで、写真に興味を持ち始めました。
当時はカメラ付き携帯電話で撮影、投稿していました。
実際に、カメラを持ち始めたのは20歳の頃。
今思えば、今も昔も選ぶ被写体が変わりません。
背伸びをしたこともありましたが、どうしても撮ってしまうのは、身の回りの風景、人や物たち。
これからも変わらず
それらを撮り続けていくのだと、思っています。



○出展歴
2012年  11月  Photo Aid in Miyagi 2012
2013年   1月   Hope for tomorrow chapter-2
2013年   6月   Sha-gaku vol.6
2013年   9月   モノクロームの世界

      会場はいずれもカロス・ギャラリー、その他 企画、グループ展に多数出展

 

Opening Partyのご案内!!

本個展を記念して、Opening Party を開催します。

 日時 11月1日(土) 19:30 - 21:30 (延長あり)
 場所 カロス・ギャラリー内
 参加費 ¥700 
 予約不要、入退出自由、差し入れ、持ち込みは大歓迎です。

宜しくお願いいたします。

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