KIYONOBU_Kazuyoshi / Kalos Gallery

会期
 2015年3月7日(土)~3月29日(日)
 13:00~19:00 月曜日休廊
 入場料 ¥300 (期間中何度でも入場出来るパスポート制)

終了しました。

清信一芳写真展 「呼吸」

当たり前のことはつい見過ごしてしまう。
なぜかそれがずっと続くものだと多くは無条件に勘違いしてしまう。
本当はそんなことがないことは知っているはずなのに、
あえて気づかないふりをするかのように。

例えば、時間は無限に回り続けるような円ではなく、一方通行の線だ。
円だと始まりも終わりもなく無限に回り続けるように感じる。
しかも、人生には必ず始まりがあって終わりがある。
ほんの1秒でも過去に戻ることは、どんなに神様に願ったとしても誰にも許されることはない。
まるで暴力的な波に押し流されてでもいるかのようだ。
人はいつかみんなに見送られ、生活のにおいは遺跡のようになっていく。
それなのに、こんなシンプルなルールさえも普段はさほど意識することはない。

本当に大切なものは、何も変わらないように見える日常の中にこそ潜んでいるのだと思う。

このまるで繰り返されているような毎日の中で
見えないものを視ようとするように、聞こえない音を聴こうとするように。
私は目を凝らし、耳を澄ませる。

心臓の音が聴こえる。

清信 一芳




カロス・ギャラリーは、福島県南相馬市在住の写真家 清信一芳(きよのぶかずよし)による
個展 「呼吸」を開催します。

清信は2011年から作品発表を始め、小スペースでのグループ展で経験を重ね、2013年に初個展「かげを、いろどる」を行いました。その後も精力的にいくつかの企画展に出展を続け、今回約2年の間を置いて2度目の個展になります。

これまで発表してきた作品は、日常におけるイメージの美しさや特異さ、あるいは色彩や表情だけに留まらず、そこにある感情や空気感、温度や湿度といった物理的に触れることが出来ないものを、意識的にあるいは無意識下で自身のフィルターを通し、写真として内包し、成立、構成させた印象があります。ここで大事なことは、自身のフィルターを通してという部分であり、ここから独自の世界観やオリジナリティーが生まれてきます。言葉を換えれば、提示する作品は、いつなんどき、場所や被写体といった具体的な要素に囚われない、清信本人の意思や心象とも言うべきものが垣間見られ、ある種独特の存在感を持って見るものに迫ってくるとも言えます。言葉でいうのは非常に簡単ですが、取捨選択の判断やそれらを取りまとめる構成力、単なる自己主張に留まらない深い洞察力は、いわゆる才能や感性だけでは片づけられない、作家としての強い意思がなければ成し得ないものでもあります。

さて、今回のタイトルである「呼吸」は、説明するまでもなくこの地上で生きるもの達にとって、最も重要な反復活動のひとつです。しかしながら、普段から呼吸を意識しながら生活している人はほとんどいないのではないかと思います。日常生活においても、その多くは反復活動であり、常にハプニングやサプライズがあるわけではありません。人それぞれのリズムで、いくつかの反復活動を駆使しながら、安心感や安定感を当たり前のように感じ、日々の忙しい時間を消化していこうとすることは、効率性や利便性が現代を象徴する価値観のひとつであるのなら、ごく自然の成り行きなのかもしれません。

しかしながら、ステートメントにもあるように、人にはそれぞれ限りある生の時間が与えられており、「呼吸」はいつか止まり、日常もその時点で終了します。何気ない反復活動でさえ、人にとっての「呼吸」がそうであるように、大切でなくてならないことなのかもしれません。当たり前のことは決して当たり前ではないということ、むしろ、その中に埋もれてしまった美しさや存在としての大切さに目を向けられたなら、限りある生をもっと豊かなものに変えられるのではと、作品を通して語りかけようとしています。

また、ひとつひとつの作品は、どこかで目にしている情景や通り過ぎていった風景のひとコマであるように感じられるかもしれません。或いは誰かに言われなければ気付かない出来事のように見えることでしょう。そのような日常の中にある性質や性格の違った断片が、ある意図を持ち、集合し混ざり合った時、果たしてどのような価値や側面が見えてくるだろうかとの投げかけもしています。

作品は全点インクジェット・プリント(顔料)で、大判作品を除き、作家自らが制作しています。大判作品は、B1(1,030×728mm)サイズを含め9点、総作品数は約24点を予定しています。


多くの方々のご来廊を心より願っております。




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○作品仕様

プリント:アーカイバル・インクジェット・プリント
印画紙種類:ピクトラン バライタ、ピクトリコ GEKKO シルバーラベル
印画紙サイズ:A3、A1、B2、B1
予定作品点数:24点

○プロフィール

清信 一芳 KIYONOBU Kazuyoshi

1974年 福島県生まれ。
2009年 衝動的に一眼レフカメラを購入し、そこから写真を撮り始める。
2010年 カロス・ギャラリーと出会ったことで写真との向き合い方が変わる。
2011年 グループ展「Sha-gaku vol.2」にて初出展

現在は、地元である南相馬市を拠点に仕事と写真作品の制作に取り組んでいる。


○主な出展歴

2011年1月 Sha-gaku vol.2
2011年7月 Love and Joy
2012年2月 Story vol.3企画“2011” 清信一芳∞小田紗優美二人展
2013年3月 個展「かげを、いろどる」
2014年9月 Sha-gaku vol.8

その他多数の出展歴有り、形式は二人展、個展のほかはグループ展
会場はいずれもカロス・ギャラリー

 

Opening Partyのご案内!!

本個展を記念して、Opening Party を開催します。

 日時 3月7日(土) 19:30 - 21:30 (延長あり)
 場所 カロス・ギャラリー内
 参加費 ¥700 
 予約不要、入退出自由、差し入れ、持ち込みは大歓迎です。

宜しくお願いいたします。

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ブックレット販売のご案内!!


本個展を記念して、作品イメージを網羅したブックレットの限定制作、販売を行います。

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■ブックレット仕様
 ○A5横変形版、中綴じ、20ページ
 ○用紙は高度な印刷再現性のあるグロス紙を使用
 ○掲載イメージは、18点を予定

販売価格 ¥800 (税込)


先行して、ご予約による入場券付きブックレット販売を行います。

販売価格 ¥1,000 (税込) 

*ご来廊されて、ブックレット購入されるより、¥100割引になります。

更に、オリジナル・プリント、入場券付きブックレット販売をご予約により行います。

■オリジナル・プリント仕様
 ○A5サイズ、サイン付き
 ○作品イメージは上記の1点のみになります。

なお、会期中の作品販売において、同サイズの販売はいたしません。

販売価格 ¥3,500 (税込)

■お申し込み、お受け取り方法
 ○ギャラリーでお申し込み及びお問合せフォームもしくはメールでのみ受け付けいたします。

お問合せフォームもしくはメールでのお申し込みの方には、確認後ご予約確認メールをお出し致しますので、迷惑メール等の設定をご確認の上、メール受け取りを可能な状態にして下さい。


○お申し込み期限 2015年3月1日(日)

○ご精算、お受け取りは本会期中のご来廊時になります。
  ギャラリーからのご予約確認メールを印刷したものもしくはPC,スマホ等で
  直接確認させていただきますので、ご準備下さい。




ブックレットは限定制作になりますので、入場券付きブックレット、オリジナル・プリント、入場券付きブックレットのご予約を優先して販売いたします。売り切れの際はご容赦下さい。

お早目のご予約をお勧めいたします。

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作家在廊予定

作家在廊予定は次のようになります。
基本毎週土日は在廊を予定していますが、日にちにより時間帯が変わりますのでご注意下さい。
なお、諸事情により、来廊出来ない場合もありますので、あらかじめご了承下さい。

3月7日(土) 13:00-最終
3月8日(日) 13:00-17:00
3月14、21日(土) 14:00-17:00
3月15、22日(日) 14:00-17:00
3月28日(土) 16:00-17:00
3月29日(日) 16:00-19:00

是非とも作家とお話をされ、作品等への理解を深めて下さい。

宜しくお願いいたします。

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